水に浮かぶ氷

 水に浮かぶ氷は目で見える部分は全体の10%である。

つまり90%は水面下に存在している。

 私達が生活しているすべてものが、この氷と同じではないかと考える。

何でも目に見えている部分というのは1割で9割が見えてないのだと思う、

見えてないから存在していないとは思えない

水面下の氷のような存在があるように思う。

そして、その水面下の存在がより重要という気がしてならない、

三角形を見てみよう、上の部分より下の部分のほうが安定しているし

、面積も広く、重心も低い、すべての基礎が水面下にあり、

その基礎があって、上部の1割が生きている。

 このように考えてみると、水面下の基礎とはなんだろう、

目に見えない部分だから、人でいえば、心の中とか考え、行動では人
に見えない努力ではなかろうか。

 日頃、どうしても人から見られる部分に気を使うきらいがある。

服を着るとき、自分が好きだから、着たいから着るというより、

人が見てどう思うか、恥ずかしくないだろうか、など。

 しかし、氷から学ぶかぎり、表の服より下着が重要であり、

下着より清潔で健康な身体であろう、そしてそれより心や考え方であろう。

外から見える部分を良くするのは金はかかるが比較的容易に出来る,

しかし身体づくりや考え方などの勉学してよりよい自分をつくるのは時間がかかる。

時間はかかるが水面下の自分を向上する努力をしたいと思う、

小学校の頃、掃除当番で、先生や他の人が見ている時は一生懸命して、

見てない時はサボるのか、他の人が見ていようがいまいが常に一生懸命

そうじをすべきか、時々考えたことがあり、迷いがあり、サボったこともある。

でも、誰も見てないときは、というが、目に見えないけれど

すべてを見ている方が存在している気がする。

今は 人の目は関係なく自分なりに一生懸命することにしている。

いろんな物も目にみえるより見えない部分の影響力が大きい気がする。

漆の器でいうと木地を作った人と考え方、どのような気持ちで作ったか、

そして塗りをした人の心、それをお客様に販売した人やお店の考え方、

それらすべての想念が、その漆器に見えない部分として存在していると思う

だから、よりいい品物をつくるための物質的はもちろんですが、

自分自身の向上の努力を怠ってはいけないと思う。